ハッピールリバリー♪ ウェルシュコーギー ルリとスミレのホームページ
別館へようこそ。ここでは、ウェルシュコーギーという犬種についての様々な勉強をすることができます。
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ちょっとまめ知識

@麻酔の危険は?

手術は全身麻酔で行われるのですが、昔から動物の全身麻酔には危険が伴うという一般論があります。
これは、術後の麻酔からの覚醒時に窒息してしまい、死に至る場合があるからなのですが、このケースはいずれも獣医か看護師が目を話さずに見ていれば防げるという人為的ミスの場合がほとんど。
さらに、現在の麻酔法は安全性の高いガスによる麻酔が用いられていますので、麻酔薬によるアレルギーの危険も回避できるようになりました。
ただし、100%安全ではありませんので、術法や麻酔のことは事前に獣医の説明をしっかり聞いておくこと!

A発情期のストレス

発情期は人間で言うと生理と同じですが、犬の場合、
感じるストレスは人間の比ではありません。犬は本能がとても強く作用する動物なので、年2回の発情期に妊娠できないことはとても心には負担をかけています。
そのほかにも生理の出血が1週間以上続くので、毎日オムツをはかせなければなりません。散歩でもほかのオス犬が発情の匂いを感じて襲ってきたり、普通の生活は出来なくなります。
繁殖を前提としない発情は、犬にも人にもストレスです。
発情期のスミレ。オムツを毎日つけられました。

Bコーギーも注意!

停留睾丸になりやすい犬種には、コーギーも含まれています。
停留睾丸を放置しておくと、将来高い確率で腫瘍化するそうですので、要注意です。




C避妊と寿命の関係

早い段階で避妊すると、オス、メスともに
癌の発症率は10分の1以下に下がるそうです。
その他の病的リスクも下がるので、寿命は1〜2年延びるといわれています。


D最近の流れ

ここ最近では、手術のリスクや、負担の少なさから卵巣のみを摘出する方法が推奨されているそうな…
避妊する時は、どんな手術をするのか獣医さんに説明をしてもらいましょう。


E助成金制度を使う

各自治体では、犬の避妊、去勢手術にかかる費用に対しての助成金制度を設けているところがあります。
金額は数千円〜1万円程度とばらつきがありますが、使わない手はありません。
助成金を受けるには、手術前に申請しておく方法と、手術後に届出を出す方法とがあり、これも自治体によって様々です。
助成金に関しては、お住まいの自治体に問い合わせてください。ちなみにあべんの住む大樹町ではそんな制度ありませんでした( ̄Д ̄;)チェ


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Fテーピングが取れたら

一日中傷口に触らないよう監視するわけには行かないので、隙を見てがテープを剥がそうとガジガジしてしまい、テーピングや包帯がボロボロになってしまったら、一旦取って、新しいガーゼを当ててテープor包帯を巻きなおしてあげましょう。
さらに、なるべく服を着せるなどして、ずれたり上から触れないようにしておくのも良いでしょう。

ただし、犬の服はお腹の部分が大きく開いているので、お腹の開いてない服を探すか、作るかするといいと思います。


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トップページ別館メニュー>ウェルシュコーギーの避妊、去勢について
 
ウェルシュコーギーの避妊、去勢について

避妊、去勢という事に関しては、世の中ではいつの時代も賛否両論です。
でも、何よりも大切なのは 「飼い主がそれを考える理由」 だあべんは思います。
避妊や去勢をする(考える)理由は、実は沢山あるのだということを分かって欲しい。
ただ産む産ませる産ませないという理由だけで避妊や去勢をするのではありません。


◆大切なのはあなたの意思。そしてそれを信じること。◆

  ※お読みになる前に…
 ここから先の記述には、このホームページの運営者であるあべんの主観や思想がかなり多く含まれます。
インターネットの特性上、この事柄にアクティブな人もいればネガティブな意見を持つ人もいます。
このページでは、私が避妊手術を行うにいたった理由とその経緯などを元に作成しておりますので、
必ずしも私の記述した「考え」や「理論」が一般的なものとは限りませんのでご了承ください。

 ここから先は、「避妊・去勢を考えている方」のために、その理由やその行為の意味を今一度確認していただくためと、避妊・去勢のために参考になるような体験談や文章を記載しております。



  あなたが愛犬の去勢・避妊を考え始めたきっかけは?

  あなたがこのページに辿り着いた理由でもあります。
愛犬を去勢・避妊させることを考え始めた理由はいったいなんでしょう?まさか、なんとなくではないですよね?

 もし、周りの犬がしているから、とかした方が良いからなんていう曖昧な理由が元ならば、このページをしっかりと読んで、今一度マジになって考えてみてください。

  
避妊・去勢は外科手術です。愛犬のお腹にメスを入れることになるのです。

 それだけではなく、術前検診、手術費用、通院費、全身麻酔などさまざまなことがあります。
マメ@
単に病院にいってハイ手術とはならないのです。それでも避妊・去勢をするならば、しっかりとした目的と意思を持つべきだと思います。
 ここで、あべんがルリを避妊するに至った経緯を例に挙げてみます。

  
◆私の場合は理由はただひとつ。「長生きをして欲しい」

 あべんがルリの避妊を考え始めたのはルリが大人になり始めた生後5ヶ月ごろです。
その当時は犬の避妊の知識などなく、避妊は何のためにするのか、メリットデメリットも分かりませんでした。
 私の場合は詳しい人に聞いて回りました。避妊をすることで、生殖器に発症する病気を未然に防ぐことができること
。さまざまな場所でのほかの犬との接触も安心して楽しめること。発情期のストレスを味わうことがなくなることなど。
マメA

 やはり、避妊をすることで防げる病気があることが1番の理由でした。
ルリには可能な限り長生きして欲しい…病気のリスクを少しでも取り除いてあげたい。
この一心で、初のヒートを迎える前の生後6ヶ月で避妊手術をしました。


  去勢・避妊のメリット・デメリット

  
オス:去勢することで予防できる病気

 ・前立腺肥大   ⇒ 高齢犬になると発症の可能性が高くなる前立腺肥大を予防できる。
 ・肛門周囲腺腫 ⇒ 未去勢の犬に多く発症する肛門腺の悪性・良性の腫瘍(ガン)
 ・睾丸腫瘍    ⇒ 文字通り睾丸に発症する腫瘍。
 ・会陰ヘルニア ⇒  年齢とともに肛門周囲の筋肉が衰え、腹部の圧力によって骨盤腔に臓器がめり込む病気。

 
これらの病気は、去勢することで発症の確立を極端に低くすることができます。
さらに、一般的な去勢推奨期間である生後6ヶ月ころに去勢をした場合、マーキングやマウンティングの本能的行動のほとんどを抑制または消滅させることができます。

  ※停留睾丸の場合…
 オス犬の場合、睾丸は胎児の時には腹腔の肝臓の近くに存在しています。これが成長につれそけい部を通過し、陰嚢の中に入ります。生まれて数ヶ月経ってもなお睾丸が腹腔内に存在し、陰嚢に降りてこない場合を停留睾丸といいます。
マメB
 この場合、将来的に腫瘍のリスクが高く、さらにはオスでありながら女性ホルモンを分泌してしまうというホルモン障害も考えられます。停留睾丸の場合は、去勢手術で睾丸を取り除いてあげなければなりません。

  ・考えられるデメリット?
 オスの去勢は、マーキングやマウンティングを覚える前の生後5ヶ月〜6ヶ月頃が最適とされています。
ただし、睾丸を摘出することで精神的な成長が止まり、子供っぽさが残る場合が多いとされています。


  
メス:避妊することで予防できる病気

 ・乳腺腫瘍   ⇒ メス犬の全腫瘍の5割以上がこの乳腺腫瘍だと言われています。乳腺周辺の組織にできる悪性、良性の腫瘍のことで、初発情前に避妊した場合はほぼ100%の発症予防が可能です。

 ・卵巣腫瘍   ⇒ 発情期を迎えた卵巣内で発症する腫瘍。ほとんどは良性だが、悪性腫瘍もある。
 ・子宮蓄膿症  ⇒ 子宮内に進入した雑菌(大腸菌など)による子宮内膜炎で、ひどい場合は蓄膿症になる。雑菌の繁殖による毒素で、さまざまな多臓器不全を引き起こし、命を落とす場合もある。

 これらの病気はいずれも避妊手術をすることで極端に発症確立が低下し、予防することができる。
初のヒート(生後6〜7ヶ月)前に避妊手術をした場合はさらに極端に発症確立が低下し、子宮蓄膿症に至っては100%の予防が可能になります。マメC

  ◆避妊手術の2つの方法

 メス犬の避妊手術の方法には2つあり、「卵巣摘出術」と「卵巣子宮摘出術」があります。
マメD

卵巣摘出術:子宮は残し、卵巣のみを摘出する術法。手術時の切開部が少なく、出血量も少ないため、体力的不安がある場合に用いられる方法。しかし、子宮が残っているために子宮に発症する病気の予防は完全ではない。

卵巣子宮摘出術:もっとも一般的とされている術法で、子宮も卵巣も一緒に摘出します。卵巣、子宮に発症する病気のほとんどを予防可能。切開部が大きく出血量も多いため、前者よりも体にかかる負担は大きい。



  去勢・避妊にかかる費用

 もう一つ気になるのは手術に必要な費用のことですね。
手術費用の設定は病院によってさまざまなので一概に「〜円!」とは言えませんが大体の相場があるので参考程度にご覧ください。
マメE

  ◆オスの去勢手術の場合にかかる費用

 犬の種類、大きさによっても多少の差はありますが、
相場として15000円〜25000円前後が一般的。
もちろん、病院によってこれよりも遥かに安い場所もあれば、もっと高い場合もありますのでご確認を。

  ◆メスの避妊手術の場合にかかる費用

 こちらも犬の大きさによって差がありますが、
相場として20000円〜35000円前後が一般的です。
こちらも同様に病院によって差がありますのでご確認を忘れないように。
ちなみにルリのかかりつけの病院での避妊手術の費用は18000円と平均よりも安価でした。

  ◆注意事項

 
これらの料金はあくまで手術のみの金額です。実際にはこのほかにも術前の健康診断や術後の通院費用は含まれていません。といっても健康診断は数千円、術後の経過観察は順調であれば数百円の費用で済むと思われます。
 手術の費用や健康診断等のことは、手術を行う病院にしっかりと相談しておきましょう。



  手術を迎えるにあたっての準備とタイムスケジュール

  医療の技術が進んだおかげで、最近では去勢も避妊も日帰りで手術ができるようになりました。
術後の容態と病院によっては1〜3泊の入院を勧められることもありますが、日帰り手術が主流です。

 手術の予定日の前日午後9時から絶食をさせ、当日の朝からは水も飲ませないようにします。
これは手術が全身麻酔にて行われるため、吐き戻しで気道を詰まらす危険を回避するためです。

 朝の間に病院に預け、日帰りの場合は夕方に迎えに行くことになります。
傷口を守るためにガーゼをし、その上からテーピングがぐるぐる巻きにされている愛犬とのご対面です。
術後、帰宅した時のルリの様子 生後6ヶ月
実は、これからが飼い主の大変な看病生活が始まります。


  術後の生活で注意するべきこと

  ◆動物の習性との戦い

犬に限らず、動物は傷口を舐めて治そうとします。
さらにはお腹の皮膚がテーピング負けで猛烈な痒みを伴うので、包帯やテーピングを必死にはがそうとするはずです。ここで包帯が外されてしまうと、傷口を舐めることで雑菌が繁殖し、化膿してしまいます。
 特にメスの場合は切開する部分がオスに比べ大きいので、なおさら注意が必要です。
せめて1週間は傷口に触らせないよう、カラーやさらしを巻くなどして傷口を外部の刺激から保護してあげます。
どうしても痒そうな場合は、清潔な手でさすったり、代わりにちょっと掻いてあげましょう。
マメF
 基本的にはノータッチが一番なので、ほかの事で気を紛らわすのが一番理想的です。

  ◆傷口のチェックを怠らないこと

 1日に1回は、包帯(テーピング)の隙間から傷口を目で見て確認してみましょう。
膿は出てはいないだろうか?糸は切れていないだろうか?ごみが入り込んではいないだろうかなど…
あきらかに異常がある場合や、気になることがある場合は遠慮せずに病院に問い合わせるようにします。

  ◆激しい運動はもちろんNG

 術後、経過を見て元気があるようであれば少しずつ運動の量を増やしていってあげます。
手術の当日は絶対安静に、その後も1週間程度は激しい運動はしないようにしましょう。


  まとめ

 今現在も、避妊や去勢についてはいたるところで色々な意見が飛び交っています。
動物の生殖本能を人間のエゴで奪ってしまって良いのか、家庭犬が増えた今ではなおさらです。
それでも、動物の妊娠や出産は文字や写真で見るよりもずっと大変です。そして、生まれた子犬の行き先が見つからず処分をやむなくされるケースも現実としてたくさんあるのです。
そんな不幸な命を増やすことには断じて賛成できませんし、本当に残念なばかりです。

 私の場合は、本人の病的リスクを極力取り去ってあげたいために避妊という方法を選びました。
本当は世論とか、命うんぬんとかって言うのはどうでもいいんです…
大切なのは愛している愛犬のために「なにをしてあげるか、させないべきか」それを考えることだと思います。
あなたと愛犬にとって、なにが幸せである事なのかを考え感じることを忘れないで欲しいと願っています。



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