◆コーギーの歴史と特徴◆ |
コーギーは立派な仕事人だった?
コーギーといえば胴長短足!これが定番ですね。
しかも街中で見かけるコーギーの大半はまんまると太っている肥満体系。そこが人気の秘密でもあります。
いかにも今時のペットブームのために品種改良された犬種のように思われがちですが…
その姿かたちからは想像もつきませんが、その歴史はとっても古く10〜12世紀頃のイギリスはウェールズ地方で、牧羊犬として人々との生活を始めていたといわれています。
ウェルシュコーギーという名前はまさにこの歴史からきており、当時のウェールズ語でウェルシュ(ウェールズ地方の)コーギー(ちっぽけな犬)という呼ばれ方が今も尚変化無く語り継がれています。
のちに英国王室で可愛がられるようになり、現代ではエリザベス女王の愛犬として可愛がられ、
その愛らしい容姿と性格から、日本でも人気が爆発しました。
もともと牧畜犬として生活していたことから、その運動神経は見た目からは想像も出来ないほど優れています。
さらに忠実でとても頭が良く、順応性があるために室内での生活も出来るというのがかなりの長所です。(マメ@)
コーギーには2種類あることを知っていますか?
実はあまり知られていないのがこのコーギーに見られる2つの種類についてです。
コーギーには「ウェルシュコーギーペンブローク」と「ウェルシュコーギーカーディガン」という2種類があります。
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【ウェルシュコーギー ペンブローク】
日本では一番ポピュラーで皆さんが誰もが一度は見たことのあるポッチャリ体系お尻プリプリのコーギーです。
小泉今日子と午後の紅茶のCMに出演してから一気に人気が高まり、現在では常に人気TOP10にランクインするほどの有名な犬種になりました。
その特徴はやはりその寸胴な体系とつぶらな瞳、そしてプリプリとしたお尻です。 ペンブロークという名前は主に飼育されていたイギリスのウェールズ、ペンブロークシャー地方という地名から来ています。
世間に知れ渡ったのはごくごく最近ですが、歴史は古く西暦1100年程度までさかのぼることが出来ます。
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【ウェルシュコーギー カーディガン】
こちらがあまり知られていないカーディガンと呼ばれる種です。
姿かたちはペンブロークに比べ少しスマートで、何よりシッポを切ることがありません。(マメA)
ペンブロークは牧畜犬であったため、家畜に尻尾を踏まれないように生まれてすぐに断尾してしまいますが、カーディガンにはその習慣がありません。
ペンブロークが主に茶系の毛色がメインなのに対し、カーディガンは多種多様の毛色が存在し、パンダ模様や写真のように斑模様があったりなど様々です。
カーディガンという名前は、ペンブロークと同様に主に飼育されていた地名から名づけられています。
この2種のコーギーは、違う祖先を持っているためにこのような進化を遂げたとされています。 |
コーギーの分類はペンブロークもカーディガンも1Gの牧羊犬、牧畜犬に属しています。
詳しくは 【社団法人 ジャパンケンネルクラブ 世界の犬】をご参照ください。 |
コーギーは伴侶犬にモッテコイな性格
牧畜犬として古くから人間と共に生活してきただけあり、その知能はとても優れていて、すぐに理解してくれます。
性格も見た目によらず穏やかでスローライフ思考なので、よき理解者・パートナーになってくれるでしょう。
特に飼い主には忠誠を尽くし、飼育環境やしつけがしっかりできていればどこへ行ってもトラブルを起こすことはありません。言うこともしっかりと聞いてくれます。
その反面、「破壊者」という異名も持っています。特にパピー(子供)の頃はなんにでも噛り付いて壊したがるので(どの犬種でもそうですけど/笑)その辺の理解も必要かもしれません。我が家でもかなりの物を破壊されたりしましたので…
ちゃんとした飼育・しつけをしていれば人のことを噛むなどのことはまずありませんのでご安心を。
見た目からは想像もできない勇敢な意思の持ち主
コーギーは見た目によらずとても勇敢で好奇心や警戒心に富んでいます。
それは自分よりも数倍大きい羊や牛などを相手に牧羊を成し遂げてきた歴史があるからです。
群れから離れそうな家畜を追って群れへ返す行動力、外敵から家畜の群れを守る警戒心などが現在のコーギーにもしっかりと受け継がれているのでしょう。
コーギーのしつけ相談の中に、吠えるとの内容が多く、来客時や外に気配を感じると威嚇することがあります。
これは犬の本能で、家族を群れとして考え、外敵から守ろうとしている行動です。
あまりに異常な場合は無駄吠えとしてしつけが必要になりますが、我が家ではいい番犬となっています。
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